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前回の3月の講演会も中止となり、誠にご迷惑をお掛けしています。1000年に一度という、未曽有の大震災が起こり、早2ヶ月が経過しました。どのタイミングで、どんな講師をお呼びすれば、今の我々にピッタリとくるかを考えたところ、この講師しか他にはいない、という結論に達しました。
それは、日本経営合理化協会の牟田理事長です。本来なら、急な予定など絶対に入れてもらえないのですが、今回はなんと、ここ何ヶ月かで、奇跡的に6月1日だけが空いていました。そんな事情で、皆様には急なご案内となり、誠に申し訳ありませんが、どうかご理解をいただきたいと思います。震災後、今の我々経営者にとって、どんなことが最も必要なのか、これからの指針は、景気はどうなる、と考えだせばきりがありません。 |
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牟田理事長は震災についてこう語っています。
希望というものは先に明かりが見えることである。その明かりが見えないので、希望がないのだ。元気が出ないのだ。
陸前高田と大船渡で被災した社長は、自動車を売っていた。新車も、中古車もである。最も海に近かったので、心配した。
一日目は連絡が取れず、二日目も過ぎた。三日目にやっと連絡が来た。よく生きていてくれたと涙が溢れた。
店も、車も、展示場も、修理工場も、みんな流された。社長は無事で、社員の家族や友人の幾人も不幸に遇った。
東北へ行った行徳さんは、まるで、地獄絵を観たと言った。わが身に起こったこの悲しみが、夢であって欲しい、悪夢でもいい、夢であってくれと思った。日本経営合理化協会を利用される方々は、年間十万社を越えるが、被災された東北地方は、五千社程のお客様がいた。工場を失った、店が壊れて流された、商品も自宅もやられた、未だに家族が見つからないと、様々な被災を聞いた。
人々は、積極心を説くが、なかなか、そうは行かない。当事者でない人が、どんなに積極心が大事だといっても、時にはノーカンのように聞こえる。消極的に接すると、他人の心を暗くしてしまったりする。悲しい、辛い、を癒すことは実に難しく、無責任にはできない。
しかし、社長は、「いつまでも落ち込んでいるわけにはいかない」と、相馬商事の社長は手紙をくれた。「打つ手は無限」という本を書いたが、今こそ、その時である。復興の足音を自ら書いて、希望を創り出して欲しい。希望は、紙に書かないと生まれない。心の中で起こることを、何度も幾度も修正しながら、紙に書いて張っておきたい。紙に書いて張るまでは、実行を伴わないし、信用しない。未来の繁栄を想って悩んで悩んで、自社の事業繁栄のベーシックプランを書いて欲しい。
どうか、今回も多くの会員の皆様のご参加をお願いします。この危機を乗り切るには、勉強しかありません!牟田理事長の講演からは、これからの指針が得られます!これからの打つ手が見つかります!生き延びるヒントが得られます!たくさんの社員、ご友人、お知り合いをお連れください。きっときっと目からウロコの気づきが得られること間違いなしです! |
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【日 時】 |
2011年6月1日(水)
*(役員会 16:00〜17:00 ) 総 会 17:00〜17:30
講演会 17:30〜19:00 懇親会 19:00〜20:30 |
【場 所】 | ホテル沼津キャッスル 沼津市日の出町1−1 055−923−1255 |
【講 師】 | 日本経営合理化協会 理事長 牟田 學氏 |
【演 題】 |
明るい明日を築く戦略 …打つ手は無限…
〜〜激動の中「今、社長は何をすべきか」〜〜 |
【講師略歴】
1938年、佐賀県生まれ。大学在学中より事業を興し、経営の鬼才を発揮する。卒業後も、雇われ社長として倒産寸前の会社を次々と再建。現在、自ら創業した五社の社長・オーナーと数社の役員を兼務。40年の実務体験に裏打ちされた骨太の経営思想と手腕を基に、「幾代にもわたる事業の繁栄」を情熱的に指導。ここ30年間で、延べ約10万社にあたる全国の社長が指導を受ける。社長業"知行合一"の人である。その魅力に多くの社長が集い、自ら主宰するオーナー社長塾だけでも『無門塾』『花伝の会』『地球の会』『実学の門』をはじめ15を数える。1965年、弱冠27歳にして、多くの財界人や専門家の勧めで経営指導機関である日本経営合理化協会を設立。玉川大学大学院教授などを歴任する。画家、著述家などいくつものステージで活躍している。最新刊「事業発展計画書の作り方」「打つ手は無限」「社長業 実務と戦略」「社長業」他、著書多数。 |
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