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2012年の新春に相応しい最初の講師には、未来を見通す力を持つ、今話題の平野敦士カール氏をお呼びすることができました。
2011年は、東北の大震災に始まり、原発問題、ギリシャ、イタリア危機、急激な円高、空洞化の加速等、空前の大きな変化がありました。もう、これからはいままでの延長ではなくなってきているのを深く感じます。
では、これからの時代にどう対処すればいいのでしょうか?平野氏は、新たな考えとして「プラットフォーム戦略」を提唱しています。 |
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プラットフォーム戦略とは、グローバルな市場を相手に、自らのノウハウを武器に、さまざまな企業や人とアライアンス(提携)し、自分や会社をひろいろな人が集まる場「プラットフォーム」にすることによって、どんな時代になっても何があっても稼いでいける会社や人になることです。
2011年は、アップルの時価評価が全米1位になり、Googleがモトローラを買収、マイクロソフトとノキアが提携。ビジネス向け交流SNSサイトのリンクトインが上場。設立後わずか3年のクーポンサイトグルポンが上場。ソーシャルゲーム最大手のジンガが上場申請。さらには、8億人の会員を持つ世界最大のソーシャルメディアであるfacebookがいよいよ今年、2012年に上場し、おそらく時価総額はマイクロソフト並の10兆円規模になるのではないか等々、つねに新しい産業はアメリカから登場しています。
アメリカだけではありません。日本でも元気が良い企業として、楽天、DeNA、グリー、ミクシィなどのインターネット企業が世界を目指して羽ばたき始めています。そして、まさにこれらの日本企業、facebook、Google、Apple、twitter、など、停滞する世界経済のなかでも、いまをとくめく企業に共通するのが、「プラットフォーム戦略」と呼ばれる世界最先端の経営戦略論なのです。
これらは、ひと言でいえば「場」を作る戦略です。「場」をつくることによって、ひとりではとてもできないようなことを、多くの周りの力に助けてもらい同時に自らも周りに貢献することによって実現できてしまうのです。
プラットフォームビジネスは、“胴元”が多くの人や企業が参加できる「場」をつくることから始まります。そう、商店街やショッピングモール、婚活カフェ、最近急速に普及が進んでいるfacebookなどのSNS…みんな“プラットフォーム”です。もっとわかりやすい例を挙げれば、どなたも一度くらいは行かれたことがあるかもしれない合コンです。もしあなたが、イケメン君や人気者の女性やお金持ちの友だちを誘うことができれば、多くの人が彼らや彼女たちを目当てにやってくるかもしれません。
すると、その合コンは大成功となり、再び今度はさらに多くの人がクチコミで「聞いたよ!次はぜひ参加したい」と話題になるかもしれないのです。それだけではありません。幹事はすべての参加者の電話番号やメールアドレスをゲットでき、合コンの参加メンバーの選定、場所、時間を決定でき、その後の連絡も行うことができる立場にいるのです。そこに、“自分自身をプラットフォーム化する”…つまり、多くの人に自分がつくる「場」に参加してもらうことの鍵があります。
リアルの世界でも、プラットフォーム戦略の成功例を見つけることができます。たとえば、百貨店で大人気の地方物産展やブランド品のアウトレットモールなどが良い例です。しかし、もっとも大きな恩恵を受けるのは、プラットフォームを提供している“胴元”です。つまり合コンでいえば幹事なのです。 以上、『パーソナル・プラットフォーム戦略』“ディスカヴァー携書”より抜粋引用。
新春にふさわしい必聴の講演です。2012年の戦略を立てるため、どうか多くの会員の皆様に参加して欲しいのです。今回も、お知り合い、社員、家族の方々の参加を大歓迎します!絶対に勉強になりますよ! |
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【日 時】 |
2012年2月10日(金)
講演会 17:30〜19:00 懇親会 19:00〜20:30 |
【場 所】 | ホテル沼津キャッスル 沼津市日の出町1−1 055−923−1255 |
【講 師】 |
ネットストラテジー 代表取締役 平野敦士カール氏 |
【演 題】 |
プラットフォーム戦略
〜〜何が起きても稼げる会社になるために〜〜 |
【講師略歴】
株式会社ネットストラテジー代表取締役社長、ハーバードビジネススクール招待講師、沖縄大学大学院非常勤講師、CNETアルファブロガー、ビジネス・ブレークスルー大学教授。おサイフケータイのクレジット発案者(Mastermind)として世界的に著名であり、「ミスターおサイフケータイ」の異名もある。米国イリノイ州生まれ。幼少期をアメリカ、カナダで過ごし、いじめに遭う。 公立小学校を経て、麻布中学・高校を卒業。東京大学経済学部卒業。日本興業銀行にて国際業務・投資銀行業務のマネジャー。1999年NTTドコモに転職、imodeの成長戦略プロジェクトのコアメンバーに。アライアンス担当部長としておサイフケータイ普及の責任者を務める。おサイフケータイクレジットを発案し、苦節4年で実現を果たし、約4年間で100億円以上の利益を上げる。2006年米国ハーバードビジネススクールやMITの教授とともに戦略系コンサルティング会社MPDに参加。ITベンチャー企業の専務を兼務。2007年ハーバードビジネススクール最年少准教授とともに戦略コンサルティング会社である株式会社ネットストラテジーを設立。2010年4月よりビジネス・ブレークスルー大学教授(学長 大前研一)。著書はいずれもベストセラーになっている。
●著書『パーソナル・プラットフォーム戦略』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)『すごい人脈は昼1時間で作られる アライアンス・ランチの教科書』(徳間書店)『プラットフォーム戦略』(共著:東洋経済新報社)『たった一人で組織を動かす
新・プラットフォーム思考』(朝日新聞出版)『1の力を10倍にする アライアンス仕事術』(ゴマブックス)『がんばらないで成果を出す37の法則〜アライアンス人間関係術』(ビジネス社)『アライアンス「自分成長」戦略』(日本実業出版社) |
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