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今回は、テレビの「ビートたけしTVタックル」や「たかじんのそこまで言って委員会」でもおなじみの、今人気絶頂の三橋貴明先生をお呼びすることができました。三橋先生は、21経営研では2回目のご登壇となります。三橋先生の直近、9月発刊の三冊の著書の題名は、【「TPP参加」を即刻やめて「エネルギー安全保障」を強化せよ!】、【国富論〈奪い合う経済〉からの脱却……日本国民の所得を奪うグローバリズム、規制緩和、レント・シーキングに抗え!】、【ニュースに騙されない!日本経済の真実】です。 |
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三橋先生は、ご著書の中でこう語ります。
『「状況が悪化しているのは、改革が足りないからだ。さらなる改革を!政府のムダを削れ!既得権益者を叩き潰せ!」というまるで新興宗教の教祖のような口ぶりの構造改革主義者に煽られ、状況を悪化させる政策を支持する。状況が悪化すれば、またもや「改革」だ。いい加減、このバカバカしい状況に終止符を打たなければならない』
『ユーロの雇用環境は悲惨な状況だ。国別に見るとギリシャ、スペインの失業率が25%を超えている。さらに、両国ともに若年層失業率は50%以上なのだ。失業率が上昇すると所得を得られない国民が増える。こうしてグローバリズムは維持できなくなってしまう。構造的にグローバリズムから抜けられない仕組み、それがユーロなのだ。すなわち、現在のユーロ加盟国が抱えている問題こそが、まさしく「構造問題」なのである。日本の場合、政策的なミスを続けてデフレが長期化していただけで、現実には構造問題など存在しない。真の意味で「構造問題」を抱えているユーロ諸国を見て、日本経済の正しい行方を見い出していくべきだ』
『現在の日本は、第一の矢である「金融政策」と、第二の矢「財政政策」に加え、第三の矢として「安全保障の強化」を実施すれば、まさしく「瑞穂の国の資本主義」を実現できる状況にある。高度成長期からバブル期にかけ、確かに日本国民は経済的には豊かになったが、国民の頭からは「安全保障強化」すなわち「非常事態への対処」という概念がすっぽり抜けていた。高度成長期に建設した橋梁などのインフラストラクチャーに「ガタ」が来ており、早急にメンテナンスをしなければ、国民の生命や安全に危険が及ぶ状況である。ましてや、我が国はデフレであり、政府は「おカネを使い、総需要を拡大する」必要に迫られている。おカネを使う先が安全保障の分野(軍事に限らず)であれば、「デフレ脱却」と、「安全保障の強化」を両立することが可能なのである』
また、講演終了後は、富士例会恒例のお楽しみショータイム?があります。どうかご期待ください♪ そして、今回も多くの会員の皆様のご参加をお願いします。!たくさんの社員、ご友人、お知り合いをお連れください。きっときっと目からウロコの気づきが得られること間違いなしです! |
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【日 時】 | 2013年11月18日(月) |
| 講演会 17:30〜19:00 懇親会 19:00〜21:00 |
【場 所】 | ホテルグランド富士 富士市平垣本町8-1 電話 (0545)61-0360 |
【講 師】 | 三橋貴明事務所 代表 三橋貴明氏 |
【演 題】 |
「日本経済の真実!」
〜どうなる日本経済!? 規制緩和、エネルギー、TPP〜 |
【講師略歴】
東京都立大学(現:首都大学東京)経済学部卒業。外資系IT企業、NEC、日本IBMなどを経て、2008年に中小企業診断士として独立、三橋貴明診断士事務所を設立した。2007年、インターネット上の公表データから韓国経済の実態を分析し、脆弱な実態を暴く。その内容をまとめた『本当はヤバい!韓国経済』 (彩図社)がベストセラーとなる。その他、リーマン・ブラザーズ破綻、ユーロ暴落の事前予測、韓国ウォンの暴落を2007年春時点で警告するなど、先を読む確かな眼が注目を集める。単行本執筆と同時に、雑誌への連載・寄稿、テレビ・ラジオ番組への出演、全国各地での講演などを行っている。また、ブログ「新世紀のビッグブラザーへ」の1日のアクセスユーザー数は7万人、推定ユーザ数は21万人に達しており、人気ブログランキングの政治部門の1位を獲得している。■主な著書 『日本の未来、ほんとは明るい!』 (ワック) 『日本のグランドデザイン−世界一の潜在経済力を富に変える4つのステップ』 (講談社) 『日本を変える5つの約束』 (彩図社) 『アメリカ、中国、そして日本経済はこうなる』 (共著/ワック) 『ドル凋落−アメリカは破産するのか』 (宝島社) 『さらば、デフレ不況−日本を救う最良の景気回復論』 (彩図社) 『「テレビ政治」の内幕』 (共著/PHP研究所) など多数 |
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