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今回は、あのドコモの「iモード」を開発し、おサイフケータイなど数多くのサービスを立ちあげ、1兆円の利益を生み出したと言われた夏野剛氏をお呼びすることができました。 |
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夏野氏はドコモ執行役員を経て、現在は慶應義塾大学政策メディア研究科特別招聘教授のほか、KADOKAWA・DWANGO、セガサミーホールディングス、ぴあ、トランスコスモス、グリー、DLE、U-NEXTなどの取締役を兼任されています。ネットのこと、ITのことなら夏野氏に聞くしかない、というこの世界の先駆者であり、知らない方はいないという超VIPな方です!
5年後には東京オリンピックが開催され、そして五輪バブルが終焉を迎えます。ITやロボット化がすさまじい勢いでこの世界を変えています。5年後どころか、1年後にどうなっているかも分からないほどのスピードで変化しているのです。自動車業界では「自動運転」、精密機械や電機業界では「ロボット化」。実現すれば、タクシーやトラック運転手、建設現場の作業員など、食えない職業が出てくるでしょう。賃金コストの高い労働集約型の仕事はロボットに代替えされていくことになると言われています。多くの専門職、いわゆる多くの「士業」が必要なくなる可能性があります。弁護士や会計士のように、決められた範囲や過去のパターンで処理していく作業は、今後AIに代替されていくかもしれません。
夏野氏は、「そういう意味では、紹介状や処方箋を出すだけの町の個人医院も他人事ではない。しかし、医師会などが"既得権益"としてロビイング活動をすると、意外と20年ぐらいは生き残るんじゃないか。そうすると、逆に日本のAI産業は世界から取り残されることになる」また、「民間企業が規制を残してくれと主張すれば主張するほど、日本に"ガラパゴス職業"が増えることになる」、と言います。また、「AIの登場を悲観する必要はない。なぜなら、人間の想像性と創造性はいくらビックデータに基づいて分析しても予測できない分野で、AIでは代替えできないからだ」という。また、「AIが活躍する時代には『好きこそものの上手なれ』で、オタクが大活躍するかもしれない」とも言います。(以上、「週刊SPA 11.3号"5年後に食えない職業"」より抜粋)
21経営研、2016年の最初の講演会です。これからの大きな潮流を掴むため、今回も多くの会員の皆様のご参加をお待ちしています。また、ご友人、ご家族、社員の皆様もお連れください!また、今回は富士例会となります。講演会後は、楽しい楽しい新年会も開催されます♪
開始時間がいつもより30分早いです。お間違いないようにお願いいたします。 |
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【日 時】 | 2016年2月2日(火) |
| 講演会 17:00〜18:30 懇親会 18:30〜20:00 |
【場 所】 | ホテルグランド富士 富士市平垣本町8-1 電話 (0545)61-0360 |
【講 師】 |
慶應義塾大学 政策・メディア研究科 特別招聘教授
夏野 剛 ( なつの たけし )氏 |
【演 題】 |
5年後に食えなくなる職業
〜 ITが及ぼした社会構造変化と日本企業の展望〜 |
【講師略歴】
1988年早稲田大学政治経済学部卒、東京ガス入社。95年ペンシルバニア大学経営大学院(ウォートンスクール)卒。ベンチャー企業副社長を経て、97年NTTドコモへ。99年に「iモード」、その後「iアプリ」「デコメ」「キッズケータイ」「おサイフケータイ」などの多くのサービスを立ち上げた。2005年執行役員、08年にドコモ退社。現在は慶應大学の特別招聘教授のほか、カドカワ、トランスコスモス、セガサミーホールディングス、ぴあ、グリー、DLE、U-NEXTなどの取締役を兼任。フジテレビ「とくダネ!」などのテレビ番組や新聞、雑誌、インターネットにおけるメディア登場数も多い。
経済産業省所轄の未踏IT人材発掘・育成事業の統括プロジェクトマネージャー、一般社団法人未踏の理事。ダボス会議で知られるWorld Economic Forum の"Global Agenda Council"メンバー。2014年6月東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会参与に就任。同年12月より経済産業省 産業構造審議会臨時委員。 2015年1月内閣官房クールジャパン推進会議構成員、同年2月内閣官房地方創生 IT利活用推進会議 政策企画ワーキンググループ構成員など、政府機関等のブレーンとしても活躍する。 2015年8月公益社団法人日本プロサッカーリーグアドバイザー就任。
2015年9月東京 2020 エンブレム委員会委員に選任。著書『ケータイの未来』『脱ガラパゴスの思考法』『iPhone vs.アンドロイド』『なぜ大企業が突然つぶれるのか』『ビジョンがあればプランはいらない』『「当たり前」の戦略思考』等多数。2001年 ビジネスウィーク誌にて世界のeビジネスリーダー25人の一人に選出。2009年から2013年までHTMLの標準化機関であるW3C(World Wide Web Consortium)のアドバイザリーボードメンバーを務める。 |
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