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21経営研究会2017年度 第26期総会、並びに「第1回例会」のお知らせ
2017年7月10日(月)

2017年度の第1回目の講演の講師は、今人気絶頂のカリスマファンドマネージャー、藤野英人氏をお呼びすることができました。

藤野氏は、今年、テレビ東京『カンブリア宮殿』でも紹介された、ダントツで人気の投資会社「ひふみ投信」の社長です。


藤野氏は、ワクワクは東京だけじゃない、と言います。地方にも儲かっていて魅力あふれる会社がたくさんある、これからは地方の時代だと言う「ヤンキーの虎」という本を書き、それが今メチャクチャ話題になっています。

「マイルドヤンキーという言葉がありますが、これは3年ぐらい前に出た本で、地方で働いている一般的な消費者・生活者のことをマイルドヤンキーと呼んだわけですけれども、そうした人たちが働いているのが、建設業などの地場産業を軸に、コンビニ、介護、中古車販売、飲食など、コングロマリット化で事業を拡大しているような会社です。
衰退した地元中小企業を矢継ぎ早に買収して、地元が求める業態ならなんでもやるという感じで、『事業継承型』いわゆる2代目・3代目と『成り上がり型』に分けられます。地方出身者だったら、『地元の友達の〇〇君がこんな人だよ』とすぐにでも思い当たるような人たちなんですね。ヤンキーの虎がどんな人かという話をしましょう。まず、若いですね。あまり年寄りくさい人はいません。60、70歳のヤンキーの虎みたいな人もけっこういますが、心が若いですね。それで、チャレンジ精神がある。
あとはここが大事で、情報収集能力が高いということ。都会に頻繁に訪れるし、場合によっては海外に行くと。あとは仲間意識が強い。消費は健康的で、意外にスマートというところがあります。どういうビジネスをされているのかというと、車の修理とか、ガソリンスタンド、クリーニング店、カフェ、介護、パン屋、リフォーム事業、不動産賃貸、保険代理店とか、いろいろあります。携帯電話の販売というものもあるわけです」

また、藤野氏は、地方には「ナショナルブランド予備軍」が眠っているといいます。いわゆる今ナショナルブランドと呼ばれているようなユニクロのファーストリテイリングもコメリもニトリも壱番屋もヤマダ電機もコシダカという会社も、もともとは言ってみれば最初はヤンキーの虎だった人たちだからです。

藤野氏は、著書《儲かる会社、つぶれる会社の法則》の中で、こう語ります。
「夢を熱く語れる社長の会社は投資に値する」「過去の苦労話ばかりが多い社長の会社は成長が止まる」「大成功している社長は例外なく『ケチ』で『メモ魔』で『細かい』」「ITオンチの社長の会社は成長しない」「社長室が過度に豪華だったり、ゴルフのトロフィがある会社はダメ」「当たり前のことを徹底的に追求する会社は、伸びる」「これからは『社会貢献』と『成長』の両方を達成できるのが"良い会社"」。

今回も本当に素晴らしい講演会になると思います。どうか、多くの会員の皆様、そして、是非、社員の皆様やご家族、ご友人もお連れ下さい。必ずや、経営や生き方の素晴らしいヒントが得られると思います。

【日 時】 2017年7月10日(月)
*(役員会 16:00〜17:00 ) 総 会 17:00〜17:30


【場 所】ホテル沼津キャッスル 沼津市日の出町1−1 055−923−1255
【講 師】 レオス・キャピタルワークス株式会社
代表取締役社長 CIO(最高投資責任者)藤野英人 氏
【演 題】 儲かる会社、つぶれる会社の法則
〜〜知られざる成長ビジネスが地方にある(ヤンキーの虎とは?)〜〜


【講師略歴】
1966年、富山県生まれ。野村系、JPモルガン系、ゴールドマン・サックス系の投資運用会社を経て、2003年レオス・キャピタルワークスを創業。中小型・成長株の運用経験が長く、ファンドマネジャーとして豊富なキャリアを持つ。運用する「ひふみ投信」は4年連続R&I優秀ファンド賞を受賞。JPXアカデミー・フェロー、明治大学商学部では長年講師も務める。著書に『投資家が「お金」よりも大切にしていること』(星海社新書)、『ヤンキーの虎』(東洋経済新報社)など多数。

 
 


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