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21経営研究会2017年度 第26期「第4回例会」のお知らせ
2017年12月12日(火)

2017年度の第4回目の講演の講師は、累積講演回数1200回を超える超人気の藤原和博先生をお迎えすることができました。

藤原和博 氏

藤原先生は、リクルートでは、自ら創設したフェロー制度(全く新しい形の独立制度)の第一号となり、杉並区立和田中学校校長を経て、現在は奈良市立一条高校校長です。藤原先生は、教育分野にとどまらず、ビジネス、組織経営など幅広いテーマで講演されており、「生きるヒント」満載の講演と言われています。

世界が大きなパラダイムチェンジを迎える中、「正解を探す」のではなく、「答えを創り出す」ことが求められています。その「答えを創り出す」ヒントを明快に示してくださるのが、この藤原先生です。ITや人工知能、グローバル化により、10年しないうちに半数の仕事が消滅すると言われている現代、個人として、会社として、生き残るための方法論は何か。個人としては、まず100人に1人というレアな人間になる事だと言います。つまり、1%の希少性を獲得できれば、どの分野でも食べていける確率が高くなり、その他大勢のライバルから抜け出すことも可能になると藤原先生は言います。

これは、会社においてもまったく同じことが言えます。まず、希少性を身につけることです。以下、【10年後、君に仕事はあるのか?】(高校生に向けて3つのポイントを書いています)より抜粋

@2020年代の半ばには、今の高校生たちにとっては、多くの親が体験した「標準的な人生モデル」は追求できないということ。会社で正社員にはなれないかもしれないし、大手企業に入社したとしても一生そこで働くのは珍しくなるでしょう。新卒の一括採用が残っているかどうかさえ怪しい。結婚して子育てし、マイホームを持つかどうかもわかりませんよね。だから、親の人生モデルを前提として君たちに説教しても通じない。

Aいまの高校生は1998年以降の生まれになりますが、グーグルも1998年生まれなんです。グーグル以前とグーグル以降は人種が違うと思ったほうがいいでしょう。君たちの世代は、人生の半分をネット上で暮らすことになるでしょう。

B人生の長さ(ライフスパン)が決定的に異なること。明治・大正を生きた世代と比較すると、君たちの世代は平均寿命が2倍に延びることになります。また、親世代は不便な社会を知っている世代なんです。でも、君たちは違います。そうした面倒な手間を人工知能(AI)やロボットがやってしまう時代を生きているんです。切符を買って改札で駅員さんにハサミを入れてもらっていた時代から、カードやスマホで自動改札を素通りできる時代へ。なにかと便利な「コンビニ社会」に生まれてきたから、好きなことでもして時間をつぶさなければ暇で困ってしまう。「人生とはいかに時間をつぶすか」という感覚が強くなるはずです。だからこそ、君たちの世代が成熟社会を進化させ、日本のスポーツ・文化・芸術を花開かせる可能性は高いと思います。

今回も本当に素晴らしい講演会になると思います。どうか、多くの会員の皆様、そして、是非、社員の皆様やご家族、ご友人もお連れ下さい。必ずや、経営や生き方の素晴らしいヒントが得られると思います。

【日 時】 2017年12月12日(火)
講演会 17:30〜19:00
懇親会 19:00〜20:30
【場 所】 ホテル沼津キャッスル
沼津市日の出町1−1 055−923−1255
【講 師】 奈良市立一条高校校長
教育改革実践家/和田中学校・元校長/元リクルート社フェロー
藤原和博 氏
【演 題】 『10年後、君に仕事はあるのか?』
〜〜必ず食える1%の人になる方法〜〜


【講師略歴】
1955年東京生まれ。78年東京大学経済学部卒業後、株式会社リクルート入社。東京営業統括部長、新規事業担当部長などを歴任後、93年よりヨーロッパ駐在、96年同社フェローとなる。2003年より5年間、都内では義務教育初の民間校長として杉並区立和田中学校校長を務める。08~11年橋下大阪府知事特別顧問。14年武雄市特別顧問、16年春から奈良市立一条高校校長に就任。アクティブラーニングの手本となった「よのなか科」が『ベネッセ賞』、著書に『人生の教科書[よのなかのルール]』『人生の教科書[人間関係]』(ちくま文庫)があり「人生の教科書作家」とも呼ばれる。ビジネス系では『リクルートという奇跡』、和田中改革ドキュメント『つなげる力』(共に文春文庫)。教育系では『校長先生になろう!』(ちくま文庫)、『父親になるということ』(日経ビジネス人文庫)、『たった一度の人生を変える勉強をしよう』(朝日新聞出版)、共著に40万部を超えるベストセラーとなった『16歳の教科書』(講談社)がある。人生後半戦の生き方の教科書『坂の上の坂 55歳までにやっておきたい55のこと』(ポプラ社)は12万部を超えるベストセラー。近著は『本を読む人だけが手にするもの』(日本実業出版)、100万人に1人の希少性を説く『藤原先生、これからの働き方について教えてください。』(ディスカヴァー)で累計77冊133万部。本業は義務教育改革。教育界に蔓延る「正解主義・前例主義・事勿れ主義」を排して、一斉授業を超える新しい仕組みづくりに奔走。今回は生徒所有のスマホを授業に活かして奈良市立一条高校を「スーパー・スマート・スクール(SSS)」化する。ビジネス研修講師のかたわら、「よのなか科」が手本となっているアクティブラーニングやマネジメントを教える「校長先生たちの校長」としての役割も担う。詳しくはホームページ「よのなかnet」http://yononaka.net に。

 
 


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