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2018年度の第1回目の講演の講師は、何人かの会員の皆様から熱烈なリクエストがあり、今回で3回目の登壇となる藤村正宏氏をお呼びすることができました。
藤村氏はモノではなく体験を売るという「エクスペリエンス・マーケティング」を提唱しています。 |
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藤村氏は、こう語ります(「3つのF」が価値になる!)より。
世の中は激変しました。そして、マーケティングも激変しています。マスメディアを使って商品を告知し、新規のお客様を獲得するという従来のやり方だけでは不十分な時代になったのです。
SNSとスマホの普及で世の中が大転換しました。それにより、ボクたち生活者は多大な恩恵を受けています。たくさんの人やモノとつながりやすくなり、とっても便利な生活ができるようになった。
個人の発信と、それにつながった人の発信が、今この瞬間もインターネットの中を駆け巡っています。製品やアプリの使い方がわからなかったら、世界中の誰かが動画で教えてくれています。
ニュースはほとんどスマホで、SNSかニュース専門サイトで見るようになっています。友人のフェイスブックで新しい本を知り、インスタグラムでフォロワーの投稿で飲食店を知り、知り合いのツイッターで新しい商品を知ります。本当に便利な世の中になりました。
でも、企業にとってみると、それは大きな発想の転換が必要だということです。そして、こうしたSNSの世界は、リアルの世界にも大きな影響を与えています。SNSの情報の影響による消費が増えているってことです。
たとえば、それはこんな日常の光景にも潜んでいます。
アパレルの経営者である、ある男性。彼は毎日、SNSで日常をアップしています。彼の日常に現れるカレー店、スタバのスタッフのあやかちゃん、週に6回足を運ぶバー。TOHOシネマズ六本木ヒルズで観ている映画。仕事で配送をしている様子。講演やセミナーをやっていること。そういう様子がよく伝わってきます。
そのうち、彼とつながっている人たちは、その店に行きたくなったり、彼の観た映画を観たくなったり、彼の講演やセミナーに参加したくなったり、彼が提供するさまざまな商品が欲しくなったりするのです。
これって、少し前のテレビや雑誌が果たす役割と同じだと思いませんか。
その彼が「メディア」になっているってことです。結果的にカレー店が繁盛したり、行きつけのバーにたくさんの人が集まったり(もちろん、それで彼が1円も儲かるわけじゃありませんよ)、彼が扱う商品が売れたりする。
今の時代、個人がメディアになることが、最強です。個人が発信する手段を持ち、個人の発信が価値になる。そういう環境になっているのですから。一方で、発信が増え、情報が増えるということは、選ばれにくくなるということでもあります。
SNSにより、人と人は緊密につながるようになりました。このつながりの連鎖が加速度を増して世の中の隅々にまで浸透しつつあります。SNSの世界で、ユーザーが近況をコメントしたり写真を共有したり、コミュニケーションしています。
企業だって多くの人たちとつながっていなくては、売上げが立たない時代になるでしょう。それは個人事業主、中小企業だけではなく、大企業だって例外ではありません。従来の広告手法で、新規のお客様を狙うということは、近い将来あり得なくなるかもしれません。それはかなり効率が悪く、予算倒れすることが起きるから。
今回も本当に素晴らしい講演会になると思います。どうか、多くの会員の皆様、そして、是非、社員の皆様やご家族、ご友人もお連れ下さい。必ずや、経営や生き方の素晴らしいヒントが得られると思います。 |
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【日 時】 |
2018年6月11日(月)
*(役員会 16:00〜17:00 )
総 会 17:00〜17:30
講演会 17:30〜19:00
懇親会 19:00〜20:30 |
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【場 所】 |
ホテル沼津キャッスル 沼津市日の出町1−1
055−923−1255 |
【講 師】 |
エクスペリエンス・マーケティング コンサルタント
藤村正宏 氏 |
【演 題】 |
SNS消費時代のモノの売り方
〜〜安売りするな!「価値」を売れ!〜〜 |
【講師略歴】
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」 |
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