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21経営研究会2018年度 第27期「第3回例会」(富士会場)のお知らせ
2018年9月21日(金)

今回は、日本経済新聞社が調査した「企業が選ぶ弁護士ランキング」の「税務部門」の第1回の2013年及び第2回の2016年で、いずれも総合1位に選ばれた、鳥飼総合法律事務所代表の鳥飼重和先生をお迎えすることができました。


また、鳥飼氏は、2017年の「金融・ファイナンス部門」でも、5位に選ばれています。また、世界の法曹界や企業が注目する評価機構チェンバースの2018年弁護士ランキングでは、「税務部門」の筆頭に選出されています。

鳥飼氏は「社長を守ることが、会社を守ることにつながる」との信念で、自由競争社会で最強の武器である法律を活用し、「戦わずして勝つ」という経営参謀型の弁護士でもあり、税理士でもあります。
今回は、最新刊「慌てない もめない 負けない経営」(日本経営合理化協会)の中から貴重なお話を伺えると思います。
同書の中で鳥飼氏はこう語ります。

『「まさか、うちに限って…」トラブルに巻き込まれて相談に来られる社長は、皆さんそうおっしゃいます。売上や利益をあげることに関しては、素晴らしい力を発揮する社長であっても、「法律ごと」になると途端に鈍感になってしまうようです。しかし現実には、「長時間労働が常態化している」「社員が過労でウツになった」「自社の製品でお客様が怪我をした」「社員が幹部をハラスメントで訴えた」「インターネットに自社の誹謗中傷が書いてある」「税務調査で脱税がバレた」など直接業務に結びつくモノから離婚や相続がらみなど社長個人のトラブルにいたるまで、「まさか」は、身近にあるのです。

恐いのは、たった一件のトラブルであっても対応を間違うと、苦労して作り上げてきた売上げや利益、信用やブランドなど、すべてが吹っ飛んでしまう経営リスクになることです。それなのに「法律なんて守っていたら商売なんてできるか」と、法律を学ぶことも、日常に法律家と話すこともない社長がいます。今まではそれで通用したかもしれません。しかし、インターネットの発達や、個人の権利意識の向上、法整備により、「隠しておきたいことが簡単に表ざたになる」時代になりました。

これからの経営は、「法律から逃げるのではなく、法律を手段として使う」という発想をもたなければなりません。ビジネスを構築するのも、動かすのも、人を雇うのも、取引するのも、その基礎はすべて法律です。経営と法律はまさに一体なのです。

私が本書で繰り返し主張したことは、トラブルが起きる前に「先手を取る」ことです。事前に実体や事実、証拠をつくって、自分に圧倒的に有利な「土俵」をつくっておくと、行政であれライバルであれ、どこから突かれても有利な状況を崩されることはありません。すると、もめることも、争うこともなく、狙った結果にもっていくことができ、「戦わずして勝つ」ことができるのです』

今回も本当に素晴らしい講演会になると思います。どうか、多くの会員の皆様、そして、是非、社員の皆様やご家族、ご友人もお連れ下さい。必ずや、経営の素晴らしいヒントが得られると思います。

【日 時】 2018年9月21日(金)
講演会 17:30〜19:00
懇親会 19:00〜20:30


【場 所】 ホテルグランド富士  富士市平垣本町8-1
電話 (0545)61-0360
【講 師】 鳥飼総合法律事務所 代表弁護士
鳥飼重和 氏
【演 題】『慌てない・もめない・負けない経営』


【講師略歴】
福岡県出身。中央大学法学部卒。税理士事務所勤務後、司法試験に合格し、弁護士登録。
1994年(平成6年)4月、鳥飼経営法律事務所(現 鳥飼総合法律事務所)を創設。会社法を中心とした企業法務と税法を中心とした税務訴訟を業務の中核としている。日本内部統制研究学会会長、前日本税理士会連合会顧問。主な著書は『「考運」の法則』(同友館)『豊潤なる企業―内部統制の真実』(清文社)『株主総会の財務会計に関する想定問答―取締役・監査役必携』(清文社)『株主総会の議長・答弁役員に必要なノウハウ』(商事法務)『リーガルマインド養成講座』(商事法務)など多数。

 
 


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