| | | |
2018年度の第5回例会の講師は、あの、『さんまのSUPERからくりTV』『中居正広の金曜日のスマたち』『EXIL魂』『オトナの!』等々のプロデューサーだった角田(かくた)陽一郎氏をお呼びすることができました。 |
|
| |
TVの仕事の関係で、「運がつきまくっている」芸能人や文化人を長年にわたって見てきた角田氏は、「開運」の仕組みは論理的に説明できるといいます。それは…
『なぜなら運とは、他人や外部環境を"利用"しながら、自分で"切り開くもの"だからです。自分ひとりだけでがむしゃらにがんばって手に入れるものでもなければ、完全な他力本願・完全な神頼みで手に入れるものでもありません。
困難が訪れた時、ただがむしゃらに頑張るのではなく、フレキシブルな発想で、時に自分以外のものをさまざまに利用して、ちゃっかり目的を達成する。これこそ、開運につながる心の持ち方、ものの見方・考え方です』
『TVの売れっ子である彼らの言動や思想には、無意識的にせよ、運を引き寄せる理屈や仕組みが内包されており、そこから学ぶべきことがたくさんある。一方で「運を逃す人」にも、共通する言動や考え方があると気づきました』
『尊敬する明石家さんまさんとは、出会ってからかれこれ25年になります。そのためか僕はよく、人から「さんまさんって恐い人ですか」と聞かれるのですが、そういう時には「めちゃくちゃいい人だけど、めちゃくちゃ恐い」と答えるようにしています。いい人であることに説明は要りませんね。では、なぜ恐いのか。それは、ご自分の名前で番組を背負っているからです。自分がMCの番組をやる、つまり番組を背負うのは、他の番組にゲスト出演する時とはわけが違う。だから番組作りにはものすごく厳しく、その厳しさが時に「恐い」という印象を周囲に抱かせるのです。自分の名前で勝負しているから、あらゆる瞬間に必死。当然、番組への理解力もコミット力も半端ない。それがおろそかになったが最後、番組がつまらなくなり、自分の名前に傷がつく。さんまさんは、そんな危機感から番組作りに厳しくなり、同時にそうすることでご自分の運も上げ続けています。
つまり、「運を上げる」とは「自分の名前で勝負すること」。それは、あらゆる物事を「自分ごと化する」ことと同義です』
『僕は、世の中で一番時間を守らないのは普通のサラリーマンだと思っています。僕にも経験がありますが、たとえば取引先との会議。前々から朝10時からだと決まっているにもかかわらず、「ちょっと別件で部長は遅れておりまして」「担当がちょっと風邪で来られません」などと、悪びれもせず言われたりします。タレントさんだったら、「ちょっと別件」や「ちょっと風邪」で来ないなんてことは、絶対にありません。なぜならタレントたちは皆、自分の名前で勝負しているからです。一回でも遅刻をすれば評判は落ちますし、多くのスタッフに迷惑がかかる。本当に仕事にならないのです』《以上、「運の技術」(あさ出版)より引用転載》
今回も本当に素晴らしい講演会になると思います。どうか、多くの会員の皆様、そして、是非、社員の皆様やご家族、ご友人もお連れ下さい。必ずや、経営や生き方の素晴らしいヒントが得られると思います。 |
|
【日 時】 |
2018年11月30日(金)
講演会 17:30〜19:00
懇親会 19:00〜20:30 |
【場 所】 | ホテル沼津キャッスル 沼津市日の出町1−1 055−923−1255 |
【講 師】 | バラエティプロデューサー 角田陽一郎 氏 |
【演 題】 |
『運の技術』
〜AI時代を生きる僕たちに必要なたった1つの武器〜 |
【講師略歴】
1970年、千葉県生まれ。 東京大学文学部西洋史学科卒業。1994 年、TBS テレビ入社。 『さんまのスーパーからくりTV』『中居正広の金曜日のスマたちへ』『オトナの!』などの番組を担当した名ディレクターとして高い評価を受ける。現在は、TBS テレビを退社。バラエティプロデューサーとして独立し、キングコング西野 亮廣さん、コルク代表の佐渡島庸平さんなどのトップクリエイターとともに、テレビの枠に収まらない様々なフィールドで時代に求められる新たなライフ&ビジネススタイルの創造に挑戦し続けている。また、明石家さんまさんをはじめ、いとうせいこうさん、水道橋博士さん、堀江貴文さんなど、成功をつかんできた数多くの芸能人、著名人との親交も深く、その中で見て、感じた成功者の運のつかみ方が本書にはまとめられている。 著書にベストセラーとなった『「24 のキーワード」でまるわかり! 最速で身につく世界史』『「好きなことだけやって生きていく」という提案』(ともにアスコム)や『13 の未来地図 フレームなき時代の羅針盤』(ぴあ)、『成功の神はネガティブな狩人に降臨する〜バラエティ的企画術〜』(朝日新聞出版)、『究極の人間関係分析学 カテゴライズド』(クロスメディア・パブリッシング)などがある。 |
|