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2019年度の第2回目の講演の講師は、今、人気絶頂、話題沸騰の、現代の革命家キングコングの西野亮廣氏をお呼びすることができました。 |
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西野氏はこう語ります。『バカとつき合うな』(徳間書店)より
『この現代において、上司、先生、家族、友人…それが誰であっても、「みんなと同じことをやりなさい」という人は、全員バカです。昔に比べれば、個性尊重と言って、人と違うことは悪いことじゃないんだという考え方も定着しているように見えます。でも、本当にそうでしょうか?残念ながら、「みんなと同じことをやりなさい」という考え方は、いまでも暗に幅を利かせていると思います。そうじゃなければ、ぼくがこんなにネットなどで叩かれるわけがない(笑)。
ぼくは、活動初期のころから、早く売れるための戦略として、意識的に人と違うことをやってきました。それ以来、ぼくは人と違うことをやって得をしたことしかないので、いまの自分にとっては、人と違うことをするというのは当たり前すぎるマインドセットになっています。なので、ここでは時間を遡(さかのぼ)って、キングコングのデビュー前の話をしたいと思います。ぼくは、1999年にキングコングを結成して、1年で売れなかったらやめるという約束で実家から飛び出しました。10年下積みをやるなんて許されない。とにかく1年で売れなきゃいけない。だから、どうやったら1年で売れるのかを徹底的に考えました。そうして考えたのは、大阪の漫才コンクールで片っ端から優勝するという方法。当時はいまのように若手芸人が出られる番組はありませんでしたから。
まずやったのは、先輩たちの漫才のチェックです。そうしたら、ほとんどの先輩が、ダウンタウンさんみたいな漫才スタイルだった。誇張ではなく本当に、99%の先輩がそうだった。簡単に言うと、その場での大喜利を求められるようなスタイル。たしかに、当時の審査員の多くもそれを求めていたと思います。それを見て、みんながやっているダウンタウンさんのスタイルと真逆のスタイルでいけば勝てるはずだ、と戦略を立てたんですね。
結果、キングコングは漫才コンクールを総なめにしていきました。これは完全に戦略勝ちです。当時、とにかく元気よく、ボケ数を増やそうとしました。ほかの出演者がひとつの漫才でボケ数が10個なのに対して、ぼくらはボケ数が50個ある。ボケ1発の切れ味は二の次にして、とにかく密度とスピードで差別化しました。すると、けっこうな数の先輩から、「そんなの流行らないよ」とか、ダサいとか深みがないとか言われました。挙句、「どうしてお前たちだけみんなと同じことをしないんだ」と言った先輩もいた。先輩たちからそういうふうに言われて、さすがにまだこのころは若かったし、少しは孤独感もあったと思います。でも、自分にはロジックがあったし、確信があった。
それ以来、ぼくは人と違うことをやって得をしたことしかないので、いまの自分のとっては孤独もクソもないです。人と同じことをするほうが怖いから、「みんなと同じことをしろ」という声も、いまでは耳に入ってこないですね。相手にするまでもない。
レッドオーシャンではなくブルーオーシャンに行け。ビジネスの世界ではもう常識のように言われる言葉です。それでも「レッドオーシャンに来い」という人の言葉は、くれぐれも無視してください。
《みんなが同じことをやっているときはチャンス。別のことをやれ》《みんなと違えば、勝率はぐっと上がる》《みんなと違うことをするデメリットはゼロ》《レッドオーシャンには絶対いくな》
今回も本当に素晴らしい講演会になると思います。どうか、多くの会員の皆様、そして、是非、社員の皆様やご家族、ご友人もお連れ下さい。必ずや、経営や生き方の素晴らしいヒントが得られると思います。 |
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【日 時】 |
2019年8月5日(月)
講演会 18:00〜19:30 懇親会 19:30〜21:00 |
【場 所】 | みしまプラザホテル 三島市本町14-31 電話 (055)972-2121 |
【講 師】 | キングコング 西野亮廣(にしのあきひろ)氏 |
【演 題】 |
道なき道の歩き方
〜誰よりも行動し、誰よりも情報を収集し、絶望的な努力を重ねる〜 |
【講師略歴】
1999年NSC大阪校22期生 。1999年9月、梶原雄太とキングコングを結成。2001年よしもと男前ランキングで第7位になり、その後2008年まで毎年上位にランク入り。映画「ホームレス中学生」、フジテレビ「スローダンス」出演。舞台「ダイヤル38」では、脚本・演出・主演を務めた。 2016年8月、著書「魔法のコンパス 道なき道の歩き方」発売。お笑いトークライブ「西野亮廣独演会」開催。趣味は絵を描く事。 |
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