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21経営研究会2020年度 第29期「オンライン第4回例会」
2020年10月28日(水)

今回は、日本BE研究所所長の行徳哲男先生をお呼びすることができました。実は、5月18日のフジテレビ(関ジャニ∞クロニクルF)で、関ジャニ∞の村上信五さんが「人生で最も影響を受けた本」として、行徳哲男先生と芳村思風先生の対談の本「いまこそ、感性は力」(致知出版社)を紹介しました。その影響で、10年近く前の本にもかかわらず、増刷につぐ増刷になっているそうです。


また、月刊致知9月号に、行徳先生と芳村先生、そして村上信五さんの3人の対談が掲載されています。村上さんがなぜ、この本と出逢ったのか、感銘を受けた言葉やエピソードなどが書いてあります。そして、いまなぜ感性が大事なのか、いかにして感性を磨くか、コロナ禍を過ごす上で大切な心構えとは何か、等々を赤裸々にお話されています。その中で、行徳先生の本「感奮語録」にも非常に感銘を受けたと村上さんは語っています。

同誌の中でこんなやり取りがありました。

【村上】最初に読ませていただいた時はもう分からんことだらけでした。やっぱり哲学は難しいと。そんな入り口で、分からない言葉はメモを取って調べながらだったんですけれども、気がつくとスラスラと最後まで読み終えていました。読んでいる途中で、一度本を閉じ、目を閉じ、天を仰ぎ「うわっ、なるほど」と噛み締める箇所がいくつかあったんです。(中略)いま一度拝読したんですけれど、やっぱり引っかかるポイントは一緒だなと。その一つが森信三先生の言葉。「人間は一生のうち逢うべき人には必ず逢える。しかも一瞬早過ぎず、一瞬遅すぎない時に」これはもうスパーンと降りてきました。それから行徳先生が紹介されていた「雪がとけたら何になる」。あのくだりにはめちゃくちゃ心を動かされました。

【行徳】いまのお話を聞いて思い出されるのは、私の師であった森信三先生の言葉です。「縁は求めざるには生ぜず。内に求める心なくんば、たとえその人の面前にありとも、ついに縁を生ずるに到らずと知るべし」。出逢いは天意とはいえ、その人に求める心がなければ如何ともし難い。ここに森先生の厳しさが表れています。

【村上】このコロナ禍では、つい過去と比較したり、将来の不安を抱えたりしがちですけど「きょうできることは何だろう」という発想の切り替えがとても大切な気がします。

【行徳】水戸藩の儒学者・藤田東湖が吉田松陰に授けた言葉はまさにそのことを説いていますよ。「国難襲来す。国家の大事といえども深憂するに足らず。深憂とすべきは人心の"正気"の足らざるにあり」「正気」っていうのは、気力とか気迫とか気概です。この「正気」さえあれば、どんな国難が襲い掛かってきたとしてもじたばたする必要はないと。

今回もZoom開催となりますが、本当に素晴らしい講演会になると思います。必ずや、経営や生き方の素晴らしいヒントが得られると思います。

【日 時】 2020年10月28日(水)19:00開始
(1時間15分+質疑応答15分)
【講 師】日本BE研究所 所長 行徳哲男 氏
【演 題】 「いまこそ、感性は力」
〜コロナ禍の時代をどう生きるか(狂であれ)〜


【講師略歴】
1933年福岡県生まれ。成蹊大学卒業後、大手財閥系企業に入社。労働運動の激しき時代に衝撃的な労使紛争を体験し、「人間とは何か」の求道に開眼。69年渡米、Tグループと出合い、米国流の行動科学・感受性訓練と、日本の禅や哲学を融合させ「BE訓練(Basic Encounter Training)」を開発。71年日本BE研究所を設立し、人間開発・感性のダイナミズムを取り戻す4泊5日間の山中訓練を完成させ、99年に終了するまで、政財界、スポーツ界、芸能界など各界のリーダー及びその子弟18000余名が参加する。その影響力は、日本にとどまらず、韓国、中国、アジアの政財界リーダーに及ぶ。現在、感性論哲学者の芳村思風氏、筑波大学名誉教授の村上和雄氏らと共に、シンポジウムを通じて「21 世紀の日本の使命」を担い得る若者たちを育てる夢に賭けている。著書・共著に「いま、感性は力」「いまこそ、感性は力」他、多数。

 
 


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