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第31期・第4回例会は、元大蔵省(現財務省)官僚で、内閣府参事官を歴任し、安倍内閣ではブレーンとして活躍された高橋洋一氏をお招きすることができました。高橋氏は、現在、YouTube登録者82万人を超え、再生回数は3億回を誇るユーチューバーでもあります。高橋氏はこう語ります。 |
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『なぜ、ロシアはウクライナに侵攻したのか。なぜ、中国は台湾に手を伸ばそうとしているのか。ヨーロッパの団結は揺るぎないか。かつて「世界の警察」、アメリカという国が、いつだって自信たっぷりに自国のロジックを振りかざしてこられたのは偶然なのか。そして、日本はこれらの国とどう向き合い、どう世界の外交舞台で立ち回っていったらいいのか。そして、今、アメリカ以外に、日本にとってもっともキーとなる国はインドといえるが、それはなぜなのか。』
『第二次世界大戦以降に起こってきた戦争の数を見る限り、現在の再々のリスク地帯はアジアだといえる。なぜアジアでは紛争が多いのか。民主主義国家同士では戦争が起こりにくいという国際政治の理論がある。つまり、アジアで戦争が多いのは、アジアには民主主義国家が少ないから、といえるのである。しかも、日本の周りには戦争関与国が多い。これには、アジアではないが、非民主主義国のロシアも含まれる。国際常識では集団で守り合うことが自衛権の前提となっており、「個別」と「集団」の区別はない。集団的自衛権を否定することは、自己防衛の権利や可能性すら否定するも同然である。このことは、ウクライナ侵攻をうけてNATO申請をしたフィンランドとスウェーデンのことを考えればわかる。集団的自衛権を行使すると戦争リスクが高まると主張する人も多いようだが、どんなデータや数値を元に言っているのか教えてほしいくらいである。』
『日本にとって最大の脅威となる国はどこか。それは言うまでもなく中国である。なぜ、ここまで中国を危険視するのか。理由はたった一つで、中国が大きな独裁国家だからである。すべては共産党、もっといえば共産党トップである、国家主席の一存で決まるといってしまっていい。対抗する政党もなければ、政府を規制する憲法もない。』
『何しろスキあらば増税を狙うというのが、財務省の性質だ。防衛費も、その理由付けにされることは大いに考えられる。もし、世論的に、あまりにも増税への反発が強くなれば「増税なし、防衛費増額もない」ということになる。NATO基準では、「GDP比3パーセント以上」が必要だ。そして、この水準を達成するには、増税では無理だ。やはり防衛国債が最善の手法である。』(新・地政学入門/あさ出版)より
今回も本当に素晴らしい講演会になると思います。今回もリアルな講演会です。どうか、多くの会員の皆様、そして、是非、社員の皆様やご家族、ご友人もお連れ下さり、会場までお越しください。必ず、経営や今後(2023年)の素晴らしいヒントが得られると思います。 |
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【日 時】 |
2023年1月30日(月)
講演会 17:30〜19:00
懇親会 19:00〜20:30 |
【場 所】 |
ホテルグランド富士
富士市平垣本町8-1 電話 (0545)61-0360 |
【講 師】 | 嘉悦大学ビジネス創造学部 教授 高橋洋一 氏 |
【演 題】 | どうする日本!混迷の中で
〜〜2023年、激動する世界、超最新情報〜〜 |
【講師略歴】
1955年東京都生まれ。東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。1980年大蔵省(現・財務省)入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、内閣参事官(首相官邸)などを歴任。小泉内閣・第1次安倍内閣ではブレーンとして活躍。2008年『さらば財務省!』(講談社)で第17回山本七平賞を受賞。著書は、『この数字がわかるだけで日本の未来が読める』(KADOKAWA)、『なぜこの国ではおかしな議論がまがり通るのか』(KADOKAWA)、『「消費増税」は嘘ばかり』(PHP新書)『日本の「老後」の正体』(幻冬舎)『ド文系大国日本の盲点』(三交社)他多数 |
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